日本人は皆同じ黒髪?
今回は
「日本人は皆同じ黒髪?」
についてお知らせします。
昔の人は髪のきれいな女性をほめるとき
「カラスの濡羽色(ぬればいろ)」、「緑の黒髪」
なんて表現していました。
黒髪の光沢はみずみずしく艶やかだとか、
カラスの羽のように黒いという意味です。
でも実際は、日本人の髪は濃い赤褐色(赤味のブラウン)なのです。
では、髪の色はどうやって決まるのかというと、
髪にはメラニンという色素があります。
黒髪に多い赤褐色の
「ユウメラニン」と、明るい髪色に多い
「フェオメラニン」の2種類があります。
日本人はこの
「ユウメラニン」の占める割合が多いので黒っぽくみえるんですね。
反対に欧米のブロンドは
「フェオメラニン」が多いんです。
2つのメラニンの比率で、髪の色と明るさが違ってくるのです。
“日本人は黒髪”というわけではなく、
黒髪からブロンドまで、
幅広い髪の色になる可能性をもっているのですね。
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