仕事などでパソコンを見ている時間が長い、通勤時や昼休みに携帯電話でメールやゲームを…
そんな毎日を送って「目の疲れがとれない」、「視力が落ちた」と感じる人も多いでしょう。
子供の頃から健康診断などで「遠く見える目=良い目」と考えられていましたが、目の疲れやすさに関して少し違うようです。
現代人、特にパソコンを使う時間が長い人では遠くまでよく見える「目の良さ」が不利に、
むしろ近視で目が悪い位の方がいいそうで、人の目にはそれぞれ自然にピントが合う距離があり、その距離に近い範囲にあるものを見ている限りは、目の調節機能に負担がかかりにくいため、目が疲れにくいのです。
パソコンは50~60cmの近距離に置かれるためピントが合いやすい近視の人は目の負担が小さく、
遠くまで良く見える(正視又は遠視)人は遠くにピントが合いやすいため調節機能に負担がかかり目の中の筋肉が縮んだままになり、
目の疲れはもちろん、頭痛や肩こり、ひどい場合は吐き気、めまいなど引き起こすこともあります。
こうした症状はメガネやコンタクトレンズで近視を強めに矯正している人にもおこります。
では、目の疲れを予防する手軽な方法は、10分に1回、1~2秒程パソコンの画面よりも2~3m遠くに視線を移すと良いでしょう。
また近視の人で矯正を強めにしている場合弱くすると楽になります。
正視や遠視の人は作業用のメガネを作ることもお勧めします。
目の疲れの原因が実は目が乾く「ドライアイ」である場合も多く、オフィスワークでパソコン作業中は緊張して、涙や唾液が出にくくなります。
集中すると、まばたきの回数が減り、涙が蒸発しすぎてしまいそのためドライアイが原因で目が疲れることも。
対処法は画面を見下ろす位置にモニターを置いて目の開きを出来るだけ小さくして、涙の蒸発を防げます。
コンタクトレンズも工夫を~
特にソフトコンタクトレンズは装着中に目が乾きやすいので、防腐剤不使用の使い捨て目薬を常備し、不快に感じたらすぐに点眼し、またパソコン作業の多い人はメガネを使用する。
他にも
◎目を温める
◎アイラインを控える
◎水分を多くとる
◎加湿器を使う
◎肉食に偏るとドライアイになりやすい為、魚を食べるようにする
などの工夫で乾きを防ぎましょう~
これらの方法を続けても改善しない場合は眼科の受診をおすすめします。