2012年12月03日

朝食に果物を食べましょう~

朝食を英語でブレックファスト(=断食を破るの意)
というように私たちは朝食によって、睡眠中は口にしていなかった食べ物を数時間ぶりに口にすることになります。
朝は消化管の活動が鈍いので、吸収されやすい果物は朝食に適しています。
果物に含まれるのは主に水分と炭水化物で、寝ている間に汗などで失った水分を補うことができ、エネルギー源となる炭水化物も摂取できます。
また日本人に不足しがちな栄養素である食物繊維やカリウムが豊富に含まれているのも果物の特徴で、カリウムはナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があるとされています。

一日のうちで、血圧が最も上がりやすい時間帯は朝なので高血圧の人は朝食に果物を食べるとよいでしょう。
食物繊維は便通の改善にも役立ちます。
果物は加熱などの調理の手間がいらないので、忙しい朝の食事に便利です。
20歳代の男性では3割以上が朝食を食べないといわれ、朝ご飯を食べない人が増えていることが問題になっています。
朝食を取らずに出勤すると、脳のエネルギーとなるブドウ糖が不足し、集中力が低下する恐れもあります。
不足した栄養を挽回しようと、昼・夜に食べる量が増えるので肥満になりやすい。
理想的なのは、ご飯に味噌汁、焼き魚、あるいは、パンに卵とサラダといった栄養バランスのとれた朝食ですが、余裕がなければ果物を口にするだけでもずいぶんちがいます。

栄養学の観点からは、一日200gの果物を食べることが推奨されていますが、現代人が実際に摂取しているのは半分の110gほど。
200gの目安は、桃や梨やリンゴなら1個、ブドウは1房、ミカンは2個程度、どんな果物をたべるかは好みですが、旬の時期に採れた果物は各種の栄養素が豊富に含まれています。

「朝の果物は金」ということわざがあります、昼は銀、夜は銅と続きますがこれについて科学的に検証した文献はありません。
必要な栄養素を取るという意味では昼・夜に食べても効果は同じだという。ただし朝や昼に比べ夜、特に深夜にものを食べると脂肪として蓄積されやすくなります。

朝の果物には利点が多いですが特定の病気の人などには注意が必要なケースもあります。
腎疾患のある人は血液中のカリウム値が高くなりすぎると体に負担がかかる恐れがあります。
糖尿病の人も血糖値が上がりすぎないよう食べ方について、かかりつけ医の指示を受けたほうがよいでしょう。


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