2012年12月03日

七草がゆ

七草は、人日の節句(1/7)の朝に七種の野菜が入った「かゆ」を食べる風習のことで、
本来は七草と書いた場合は秋の七草を指し、小正月1月15のものも七種と書いて「ななくさ」と読みますが、
一般には7日正月のものが七草と書かれます。
現代では本来的意味がわからなくなり、風習だけが形式として残ったことから、人日の風習と小正月の風習が混ざり、
1月7日に七草粥が食べられるようになったと考えられます。

春の七種~せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ
この七種の野菜を刻んで入れたかゆを「七種がゆ」といい、
邪気を払い万病を除く占いとして食べますが、
お節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補う効能もあります。

中国でも、この日には七種菜羹(7種類の野菜を入れたあつもの)
を食べて無病を祈る習慣がありました、
日本も古くから餅がゆという名称で毎年1月15日に行われ、
かゆに入れていたのは、米・粟・きび・ひえ・みの・胡麻・小豆の七種の穀物でした。
現在の七種は、1362年頃に書かれた河海抄が初見とされ、
江戸時代頃には武家や庶民にも定着し、幕府では公式行事として将軍以下すべての武士が七種がゆを食べる儀礼を行っていました。

皆様、七草かゆを食べて一年の無病息災を~


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